7〜8年ほど前、彼女はちょっとした有名人だった。
小学校に上がったばかりでありながらIQ300以上を誇り
大学院レベルの数学・物理学の問題を楽々とこなす彼女を
メディアが天才少女としてこぞって取り上げていたからだ。
しかし8歳のときの夏、彼女は“天才少女”の冠を手放すことになってしまう。
風邪をこじらせて高熱に臥せり、
その天才的な頭脳は平凡なものに取って返してしまったからだ。
現在彼女は、平凡な女子高校生として暮らしている――
というのは表向き。
実際はその天才的な頭脳を手放してしまったわけではない。
“天才”でいることが面倒になってしまった彼女は一計を案じ、
“天才を辞める”ことにしただけなのである。
ネコ耳、ネコ尻尾のサイバーコスメを身に着け、
窓際のいちばん後ろの席を陣取って居眠りしている様子が目につく彼女は、
現在でもその能力を偉観なく発揮し続けている。
――主に世の中のためにならない方向で。
自らのIANUSすらも自作のOSに書き換え、
それを以てタップなしでウェブを行き来して遊んでみたり、
自身の装備やサイバーウェアを操って
ヴァイパーズストリートの猛者と渡り合って腕試しをしていたり。
また最近巷を騒がせている怪盗『しっぽ団』の犯行も実は彼女の仕業である。
わざわざ予告状を出して美術品や宝石などを盗み、
数日後には元あった場所に返してしまうという意味不明な謎の怪盗の仕業に
SSS、さらにはブラックハウンドすらも手を焼いているが、
それらすべてが、もしかすると彼女の遊びの延長なのかもしれない。
“天才”の考えることは分からない――
―― * ―― * ―― * ―― * ―― * ―― * ―― * ――
“天才”のころ、千早をはじめいくつかの企業と契約。
そして“天才を辞めた”際にそれら企業との契約もすべて破棄。
すでにいくつかの特許を取得していて何をしていても特に生活には困らないが
数年前にIANUSのOSを改造した際にセフィロトと偽造IDで契約。
プレアクト購入:
BAYONET[2/1]×たくさん ドラゴンブーツ[3/1] アーマージャケット相当品[5/1] セクレタリ[6/2]
ソーシャルサービスD[6/-]×たくさん バトルフード[6/-] ペットロイド[4/1]×たくさん
所持報酬点:16点
DB:
http://navyleague.sakura.ne.jp/invul/ndb.php?CMD=view&NO=8240