「いい? この事件は何が何でも私たちが解決するのよ!」
彼女は学園でも間違いなくトップクラスの美少女のひとり ―― その言動を評価に含めないとすれば。
軌道生まれであることも手伝ってか、
学業運動その他あらゆる成績においてそのほとんどを上位で占めていながら、
自己中心的・傍若無人・猪突猛進・唯我独尊かつ変人 ―― そんな誹りを聞くこともある、いわゆる“浮いた存在”だ。
何かにつけ飽きっぽく長続きしない彼女であるが、
しかしその行動力で突発的にサークルを立ち上げた。それが
超絶☆美少女探偵団
である。
学園内をくまなく歩き廻り、彼女の眼鏡に適った美少女を勧誘して回った上で設立されたこのサークルは、
今のところ学園の承認を得ていない非公認のサークルなのであるが、
集めた美少女達による宣伝活動により、内外を問わず認知度は意外なほど高い。
『学園内外のあらゆる問題を解決するのは、
現代社会をリードする美少女でなければならない』
とは他ならぬ彼女の弁であるが、
しかしこの突拍子もないフレーズが、徐々に真実味を帯びてきているのは、
信じがたいことに紛れもない現実なのである。
ところが探偵団を立ち上げた当の本人は、
卓越した推理力を持っているわけでなく、また特に鋭い観察眼の持ち主でも驚異的な記憶力の持ち主でもない。
彼女の武器を強いて挙げるならば、何故かとんでもなく的中率の高い“勘”。
そしてもうひとつ、どうしても断り切れない命令の押しの強さ。
難解な問題の核心を、論拠も何もなく“勘”で強引に見つけ出し、
団員に指示してその“結論”のための道筋をつける。
一見ムチャクチャなようだが、それが見事に機能しているから不思議だ。
ちなみに団員として認められるのは探偵としての能力は全く問われず、
さらには女性だけでなく、“女装の似合う(似合いそうな)”美少年も対象とされているらしい。
プレアクト購入:制服もしくは私服(アーマージャケット相当)[5/1] 銀の眼[1/1]
所持報酬点:5点
DB:
http://navyleague.sakura.ne.jp/invul/ndb.php?CMD=view&NO=6203