清和学園に通う一年生。
おとなしく引っ込み思案なところはあるが、
成績は優秀で責任感が強く真面目なところから、クラス委員長を任せられている。
サイドの短めのツインテールが若干自己主張している以外は
大きめの眼鏡にカタログ通りの制服を身に着けた地味めな女の子――を
本人としては演出したいのだろうが、
長い睫毛に縁取られたぱっちり大きな瞳に整った顔立ちと、
小柄な割に制服で隠しきれないほど突き出した胸が、どうしても目立ってしまう。
そんなアンバランスな女の子。
――というのが、周囲に知られている彼女の姿だった。
ところがある日、
彼女を中心に“夜の側の世界”で有名になってしまう事件が起きてしまう。
それが“虹の水晶髑髏”事件。
本人すら自分が淫魔であったことを知らず、
その“力”を無自覚に発現させてしまったために引き起こされた事件であったが
その中で、さらに彼女自身に潜んでいた血筋が明らかになる。
“アヤカシの王”の娘
そんな、俄かには信じがたい事実が露顕したのだ。
そしてその日を境に、彼女の生活は一変した――
アヤカシ社会、アストラル社会において、このことは一大事であるが、
彼女自身は割と平然と日常を過ごしているように見える。
それは“魔会”の強力なバックアップとともに
本当の彼女を知り、それを支える仲間たちがいるからに他ならない。
人間社会で培った彼女自身の真面目で正義感の強い性格は、
その血筋による圧倒的な権限とともにあって
人間社会でのアヤカシたちの行動を律する形で顕れてきつつある。
未だ人間社会に顕現しない“アヤカシの王”の意思は不明であるが、
彼女の存在自体、そこに何か意味を持つのかもしれない――
プレアクト購入:ポケットロン[1/1] 銀の目[1/1]
所持報酬点:11点
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http://navyleague.sakura.ne.jp/invul/ndb.php?CMD=view&NO=7929